モーガン・プラスシックス発売 イギリス伝統のハンドビルドされるスポーツカー

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モーガンカーズ・ジャパン(エスシーアイ㈱)は6月28日、モーガンブランドで19年ぶりのブランニューモデルとなる「モーガン・プラス・シックス」を発売した。

プラス・シックスは、新設計CXジェネレーション接着アルミプラットフォームに、BMW2019 B58ツインパワーターボ直列6気筒エンジンと、ZF製8速AT搭載、車両重量(乾燥重量)1075㎏に最高出力340PSを発揮、時速0~100㎞加速4.2秒という俊足を誇る。日本でのデリバリーは2020年春頃を予定している。

このプラス・シックスは、ブランドにとって“初”がいくつかあり、中でも注目されるのは初めてターボエンジンを搭載したこと。最高出力340PS/最大トルク500Nmを発揮する。そして新しいデザインストラクチャー、CXジェネレーション接着アルミプラットフォームを採用した最初のモデルでもある。

このCXジェネレーション接着アルミプラットフォームは、プラス・エイトやエアロ・エイトに使用された前世代のプラットフォームに比べ、剛性が向上し軽量になっている。ねじれ剛性は前世代シャーシより100%アップしつつ、重量増はなく、シャーシ重量はわずか98㎏に抑えられている。

サスペンションは、マクファーソンストラット(前)と4バーリンケージ(後)を採用した。それぞれのダンパー、コイル、ウィッシュボーンは、快適性、柔軟性、パフォーマンスをターゲットに開発。さらに、より強化されたブッシュ類、フロントアンチロールバーの等追加により安定性が向上し、パフォーマンスがより高められた。

インテリアには、ダッシュボード内にLCDスクリーンがドライバー目線の位置に設置されており、車両の重要な情報を表示する。ドアはサイドインパクトプロテクションがより強化され、ドアレザー内張り内にはスピーカーユニットが埋め込まれている。

センターコンソールは、まるでエクステリアのウイングラインを模倣したかのようなデザインを採用しており、ダッシュボードには、1950年代の航空器機類から刺激を受けた新しいデザインの計器類が並ぶ。

新しくデザインされたシートは、軽量化と剛性がアップしたのと同時に、車両の挙動をドライバーに的確に伝える。また、厚さを抑えることにより、収納スペースや足回りスペースの向上にもつながった。

脱着式の軽量コンポジットハードドップが一部グレードを除き標準装備されており、クルマのスタイルを機能的にも変化させることができる。「ツーリング」にはスポーツアイボリーのハードトップが標準装備されており、60年代のスポーツカーのようにロードレーサースタイルを呼び起こすクリーンで洗練された印象を与える。

【希望小売価格】1393万2000円▽ツーリング:1490万9000円▽ファーストエディション ムーンストーン:1576万8000円▽ファーストエディション エメラルド:1576万8000円