BMW、7シリーズとX7を発表

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BMW日本法人は6月24日、フラッグシップセダンの7シリーズを大幅改良。さらに、SAV(スポーツアクティビティビークル)の最上級モデルとして新型X7の2モデルを発表した(X7の納車開始は8月以降の予定)。

7シリーズ:キドニーグリルの大型化で存在感アップ

新しい7シリーズは、更にラグジュアリー性と存在感を高めるべくデザインを刷新。約40%大型化したキドニーグリルを採用し、キドニーグリルと連結するようにフロントライトを配置することで、より存在感あるデザインに生まれ変わった。リヤデザインは、細く水平に配置されたリヤランプと、その上に装備された水平直線状のクローム加飾ガーニッシュにより、優雅な印象を際立たせている。

サイドからは、厚みを増したボンネットと、ボディ下部に装備されている水平に伸びるクローム加飾が、洗練された高級感を演出している。

インテリアでは、新しく12.3インチのディスプレイを備えた最新のフルデジタルメーターパネルが装備されると共に、AI技術を活用したBMWインテリジェントパーソナルアシスタントが搭載され、より自然な音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるなど、高い機能性を備えている。

走行性能面では、プラグインハイブリッドモデルに新たに最高出力210kW(286PS)、最大トルク450Nmを発揮する直列6気筒ガソリンエンジンが搭載され、745Le xDriveには4輪駆動システム「xDrive」が搭載されることで、パワフルかつ安定した走行と、より優れた環境性能を実現した。また、750i、750Li xDriveは最高出力60Kw増、最大トルク100Nm増を実現し、大幅に走行性能を向上させた。

さらに、高速道路での渋滞時にドライバーをサポートする「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム」や、時速35km以下での走行時に直近の50m軌跡を記憶し、通った道を自動で後退可能な「リバースアシスト」を含む、最新の運転支援システムが搭載されている。さらに、トラフィックサインアシスト(速度制限認識)機能が搭載され、走行中にドライバーに対して制限速度を通知し、安全な走行をサポートする。

《ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能》

ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能とは、高速道路での渋滞時にドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムであり、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限り、ステアリングから手を離して走行が可能となる。この機能については、顧客の要望に応じて、7月より当該機能を有効化するソフトウエアが提供される予定だ。

《最先端の運転支援システム》

今回発表の7シリーズには、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを全車に標準装備している。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンチェンジアシスト、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングが装備されている。

【希望小売価格】1090万円~2523万円▽ステアリング位置:右(750i xDrive、750Li xDrive、M760Li xDriveは左ハンドルも設定)

■X7:最大7人乗りを可能なラグジュアリーSAV

このX7は、高級感あふれる威風堂々としたデザインと、ラグジュアリーモデルにふさわしい乗り心地、最大7人乗りを可能ととするSAVとしての実用を兼ね備えている。BMWが誇る本格的なSAVとしての性能と、BMWのラグジュアリーな世界観を両立させた新型モデルである。

X7は全長5,165㎜×全幅2,000㎜×全高1,835㎜という存在感あふれる体躯を持ち、全体を水平な直線で形作られ、最上級モデルとしての堂々たる佇まいを備えている。

フロントセクションのキドニーグリルは、昨今のBMWスポーツモデルの様な横型ではなく、縦型に近い形状となり、SAVらしい屈強な印象を際立たせ、キドニーグリルの横に繋がるように配置されたヘッドライトは、地面と水平となるようなフラットでモダンなデザインとした。

ボディ側面には、優美かつ印象的な一本のキャラクターラインが刻まれ、クローム加飾が施されたガーニッシュと共に、シンプルかつ上質なデザインとなっている。

3,105㎜というホイールベースにより実現した余裕のある室内空間は、2列目/3列目の乗員が長時間快適に過ごせるラグジュアリー感あふれる空間となっている。そして、6人乗りモデルでは、2列目が2席の独立したコンフォートシートとなり、広々と贅沢な空間を実現している。

シートには、厳選した牛革を使用したBMWインディビデュアルメリノレザーが標準装備され、さらにセレクトレバー、スタート/ストップボタン等に、透明度の高いクリスタルを採用することで、室内空間全体でラグジュアリーさを味わうことができる。

最上級ラグジュアリーSAVに相応しい快適な乗り心地を提供している。ディーゼルモデルは、最大トルク620Nmという強大なトルクを低回転から発揮する直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載し、ストレスの無い加速と安定したクルージングを実現している。

また、路面状況を各ホイールのセンサ―で感知し、必要に応じて上下それぞれ40㎜の間で車高を自動調整する4輪アダプティブエアサスペンションや、カメラによって進行方向の路面状況を詳細に確認し、サスペンションだけでなく、ダンパー調整やロール回避を最適化するエグゼクティブドライブプロを採用することで、空を飛んでいるかのような滑らかな乗り心地を実現している。

X7 M50iは、最高出力530PS(390kW)を発揮するV型8気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載し、時速0~100㎞加速は4.7秒を達成すると共に、Mスポーツエキゾーストシステムを搭載するなど、よりスポーツ走行性能を高めたモデルとなっている。

デザイン面でも、スポーティさを際立たせるセリウムグレーキドニーグリル、ミラーキャップ、エアブリーザーが優雅さと力強さを演出している。

最先端の運転支援システムでは、高速道路での渋滞時にドライバーをサポートする「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム」や、時速35㎞以下での走行時に直近の50m軌跡を記憶し、通った道を自動で後退可能な「リバースアシスト」を含む最新技術が搭載されている。さらに、BMWとして初めてトラフィックサインアシスト(速度制限認識)機能が搭載されており、走行中にドライバーに対して制限速度を通知し、安全な走行をサポートする。

【希望小売価格】1079万円~1566万円▽ステアリング位置:右
【関連ウェブサイト】http://www.bmw.co.jp