トヨタモビリティ東京、モータースポーツと新型RAV4の魅力を語る二つのトークショーを開催

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トヨタモビリティ東京 北池袋店リニューアルオープンイベントとGRガレージ東京北池袋のオープンイベントが6月8日~9日に開催され、9日にはGRガレージ東京北池袋のショールームでモータースポーツと新型RAV4の魅力を語る二つのトークショーが行われた。

■レースの裏技や奥の深さを伝える

モータースポーツのトークショーは、同社のレーシングチーム、GR東京レーシングから86/BRZワンメイクレースに参戦する水谷大介選手と長山等選手(ともに同社社員)と、ヴィッツワンメイクレースに参戦するスピードスケートの金メダリストの清水宏保選手の3選手が出演。それぞれのレース中の車載カメラ映像を上映しながら参戦レースを振り返った。

ヴィッツの参戦車両も展示された

特に、水谷選手は第2戦・富士でポールポジションを獲得し、日本を代表するトップドライバーと競り合った。車載映像により、来場者も同乗しているかのように、その興奮を体感できた。

一方、長山選手は映像では伝わりにくい「レース中はヒーター全開」という〝裏技〟を披露。エンジンの熱をヒーターで排出し、出力低下を防ぐのが理由で、改造範囲がほとんどない、ワンメイクレースならではノウハウだ。

また、長山選手は同社でメカニックとして勤務しており「極限で走るレース用車両は、一般車より不具合が早く出ます。それを見越して整備しています」と、レース参戦が一般整備の質の向上につながっていると説明した。

清水選手は「タイムを削り取る点はスピードスケートもレースも同じで、20歳の頃から憧れていた」とレース参戦の理由を語った。さらに「パワーのないクルマの扱いの難しさを痛感。ハンドルの戻し方一つでタイヤの摩耗やタイムが変わる」と、レースの奥深さに目覚めた様子だった。

■RAV4は〝全員参加〟で開発

新型RAV4を開発した、トヨタ自動車・佐伯禎一チーフエンジニア(CE)が来場。ラリー参戦経験が豊富な寺田昌弘氏と、北海道在住で雪道の運転に慣れている清水選手が新型RAV4について語り合った。

佐伯CEと新型RAV4

デザインや使い勝手の良さ、世界初の4WDシステム、ダイナミックトルクベクタリング4WD等、新型RAV4の特長を佐伯CEが直々に解説。開発は「北海道・士別のテストコースでしっかりと作り上げた。開発は全員参加で進め、デザイン、実験、営業等全担当者が合宿のように、いろいろ意見を交わした」という。さらに、社内の〝凄腕〟テストドライバーの協力も得られ、「もっといいクルマ、お客様に喜んでもらえるクルマ、安心して乗れるクルマ」を目指したという。

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