2008年の北京は三輪車が花盛りだった

コラム・特集 車屋四六

前回は北京の自転車だったが、今回は三輪車。
三輪車と云えば、昭和20年代に東京でも走っていた。敗戦で貧乏だった時代のタクシー代わり、また外人の観光用だった。

上海でも走っていたが、21世紀に入った頃の北京は三輪車の花盛りだった。小型エンジン付きや、自転車と同じ電動三輪車もある。
が、昔日本に沢山あった自転車で曳くリヤカーは滅多にない。

日本のリヤカーはほとんどが荷物運びだが、北京のは実に多用途で、目立つのはタクシーだが雨に濡れぬよう天井と側面カンバス張り、それから軽量なアルミ製も増えていった。

もちろん貨物運搬用もあるが、自家用乗用車もかなり見掛ける。
また、後席に老人や病人を乗せたりしているのも走っていた。もちろん三輪車の中には、足こぎの三輪自転車もある。

この状況は、2008年に北京自動車ショーの取材に出掛けた時の様子だが、本物のタクシーも小さなボロ車が消えて、綺麗な中型なった。相変わらずVWサンタナは健在だが、韓国現代のソナタが増えていた。安売り攻勢でシェア拡大に成功したそうだが、タクシーが増えたせいで、自家用車としての客は減ったとこぼしていた。

北京の街角で客待ちする三輪タクシー:アルミではなく古いタイプの幌型/左の赤い女性は値段交渉中のようだ/メーターなしの三輪は事前に値段を決めるので中国語での駆け引きが必要

いずれにしても北京や上海でも、オリンピック前に自動車に限らず、政策的に汚れた物を減らそうと努力していたようだ。4月当時北京の街はそこら中で道路工事、古い街の風情を残しながらの高層建築ラッシュだが、8月のオリンピックまでに間に合うのだろうかと、余計な心配をしたのが思い出される。

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