新時代の幕開け、「マツダ3」内燃機関の新たな可能性を追求する〝SKYACTIV-X〟初搭載

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マツダは5月24日、昨秋アメリカで発表した新世代商品の第1弾、マツダ3(スリー)の国内販売を開始した。新型車は、定評のある魂動デザインをさらに深化させた独自の造形を作り出し、内装では人間のバランス能力を最大限引き出す、理想的な運転姿勢を採用。さらに、同社独自の火花点火制御を採用した新エンジン〝スカイアクティブ-X〟搭載し、新次元の走る歓びをもたらしている。

■二つのボディに二つのデザイン

ボディタイプは、4ドアセダンとファストバック(ハッチバック)を用意。エクステリアデザインは、セダンが凛とした伸びやかさ、ファストバックが色気のある塊をテーマとし、それぞれに異なる個性を与えた。特に、ファストバックは、サイドセクションにキャラクターラインを持たずに〝光の移ろい〟を表現し、スピード感あふれるルーフと力強いCピラーの造形が、一つの塊のような存在感を放っている。

エクステリア同様インテリアデザインも進化。シンプルな造形でありながら美しさ、上質感、運転に集中できる心地よい空間を作り出した。コクピット周辺の操作、機器、情報などをドライバー中心に左右対称に配置し、それらがドライバーに対する造形としたことで、クルマとの一体感を向上させた。

■スカイアクティブ-Xを初搭載

パワーユニットはガソリンが1・5ℓ直噴、2・0ℓ直噴、ディーゼルは1・8ℓ直噴ターボを設定。さらに、新世代ガソリンユニット、2・0ℓスカイアクティブ-Xも採用された(搭載車は10月販売開始を予定)。

このスカイアクティブ-Xは、同社独自の燃焼方式、火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を実用化した世界初の内燃エンジン。ガソリンとディーゼルの特長を融合させたもので、ガソリンと空気を完全に混ぜ、ディーゼルエンジンのように圧縮温度と圧力で着火させるというもの。

従来のスパークプラグの点火では燃えないような薄い混合気でも、きれいに素早く燃焼し、熱効率の向上=燃費の良さと、窒素酸化物の発生量を抑える利点を持つ。

ガソリンエンジンの伸びの良さに、ディーゼルエンジンの優れた燃費、トルク、応答性を併せ持つ。さらに、モーターアシストを持つマイルドハイブリッドシステムと組みわせることで、さらなる燃費向上も実現させた。

■歩行状態=理想の運転姿勢

理想の運転姿勢を歩行状態と定義し、人が座るシートからボディ、シャシー、タイヤまでを連携して考え、着座時に少ない筋力負担で、乗員の頭部の動きが安定する。これにより、長距離移動でも疲れにくく意図した通りにクルマを動かせる走りも実現させた。

同社がこだわる適切な運転姿勢をとれる、コクピットの設計も進化。シートは多様な体格でも可能にするため、各調節機構の調節幅を拡大させ、大腿部を保持しやすくるチルト調節機構が新たに搭載された。

■GVCプラスに新制御を追加

車両運動制御システム、G-ベクタリングコントロールプラス(GVCプラス)には、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)が追加された。旋回中のハンドル戻し操作に応じて、外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元力を与えることで安定性を向上させた。

また、GVCと協調して車両運動性を向上させる新たな4WD制御も採用された。ハンドル操作に応じて旋回時に前後輪へのトルク配分を最適に制御することで、高速走行時やすべりやすい路面で、より安心感の高いクルマの動きになった。

先進安全技術のi-アクティブセンスでは、センサーやレーダー、カメラの情報を連携させることで各技術間の協調制御の精度や性能を向上させた。さらに、赤外線カメラによるドライバーモニタリングを新設定。ドライバーの表情の変化、視線の動きなどから居眠り、わき見などを検知するとドライバーに告知し、衝突回避・被害軽減の効果を高めた。

また、新たに車載通信機を搭載し、今後サービスが提供されるコネクティッドサービスとにも対応している。

【価格】

〈ファストバック〉[1・5ℓガソリン]218万1000円~250万6080円[2・0ℓガソリン]247万円~271万9200円[1・8ℓディーゼル]274万円~322万1400円[スカイアクティブ-X]314万円~362万1400円※〈セダン〉[2・0ℓガソリン]247万円~264万9000円[1・8ℓディーゼル]274万円~315万1200円[スカイアクティブ-X]314万円~355万1200円※▽※=参考価格

 

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