BMW、8シリーズクーペとカブリオレにクリーンディーゼルモデルを追加

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BMW日本法人は5月20日、最上級ラグジュアリーモデルの8シリーズに、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「BMW・840d xDrive」と「BMW・840d xDrive カブリオレ」を追加した発売した。

今回新たにラインアップに追加されたモデルは、セグメント初の直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載。このディーゼルエンジンは、可変翼を採用した低速用ターボと高速用ターボを共に搭載することで、低回転域から強大なトルクを発生する。最高出力235kW(319PS)/4400rpm、最大トルク680Nm/1750~2250rpmというスペックを持ち、低速時はストレスのない軽やかな走りを、高速時には優雅でゆとりのある快適な走りを実現した。

8シリーズクーペとカブリオレは、美しいシルエットが織りなす優雅さ、艶麗なリヤフェンダーの造形が醸し出す官能的なデザインを誇りながら、同時にスポーツカーをも凌駕する程の運動性能を実現するBMWの最新技術を集結し、快適なロングドライブから、サーキットにおけるダイナミックなスポーツ走行までも可能とするBMWの最上級ラグジュアリーモデルである。

追加設定された8シリーズのディーゼルモデルには、高性能なクリーンディーゼルエンジンに加え、BMWの四輪駆動システム(xDrive)を搭載している。xDriveは、走行中の路面状況や四輪全ての駆動状態を常に検知し、車両速度やステアリング操作に対して前後トルク配分を最適化。高速域でのクルージングやコーナリング時でも常に安定した走りを実現する。

さらに今回、840d xDrive Mスポーツ クーペには、より鮮烈でアグレッシブな印象へと変貌させるMテクニックスポーツパッケージが新たに設定された。

力強い漆黒の20インチMライトアロイホイール Yスポークスタイル72Mジェットブラック&パフォーマンスタイヤや、19インチの大径Mスポーツブレーキ、Mリヤスポイラーなどを採用し、8シリーズが誇る圧倒的な走行性能と個性をより際立たせるパッケージオプションとなっている。

■ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

また、2019年夏以降には、これらのモデルにハンズオフ機能が搭載される。「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」は、高速道路での渋滞時にドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態に限り、ステアリングから手を離して走行が可能となる。

今回追加されたモデルには、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを量産グレードに標準装備。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングが装備されている。
さらに標準装備となるパーキングアシスタントには、リバースアシスト機能が採用されている。これは車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができるもの。例えば、日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。

【価格】
840d xDrive=1237万円▽840d xDrive Mスポーツ=1360万円▽840d xDriveカブリオレ=1334万円▽840d xDrive Mスポーツカブリオレ=1443万円▽ステアリング位置=右