スープラが17年ぶりに復活。価格は490万円から

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トヨタは、新型スープラを5月17日より、全国のトヨタ販売店(トヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店、ならびにトヨタモビリティ東京株式会社)を通じて発売した。価格は490万円~690万円。

また外板色“マットストームグレーメタリック”の「RZ」を24台限定で販売する。商談申し込みは5月17日(金)13:00から6月14日(金)までの約1ヶ月間、Web限定で受け付け、商談順は、抽選の上、新型スープラが参戦する第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース決勝当日(6月22日~23日)に発表される。

新型スープラはグローバルでは5代目となるモデル。2002年に生産を終了してから17年ぶりの復活となる。独BMW社との包括提携による初の商品であり、マグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で生産される。

スープラは1978年の初代モデル以来、世代によってキャラクターを変えているが、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型車でもこの2つを継承。加えて今回は、卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーとしての理想を追求している。

このためホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmとし、ホイールベースとトレッドの比は1.55とすることで、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成。優れた回頭性に寄与している。また重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現。前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成し、コーナリング性能を高めている。

またボディには、高次元の走りを実現する高剛性ボディを採用。太くストレートに通した骨格に加え、アルミニウムと鉄を適材適所に用いた骨格構造や、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したLEXUS LFAをも上回るという。

エンジンは直6・3Lとチューニングの異なる2つの2Lエンジンの計3種類。直6・3Lはツイン・スクロールターボで最高出力340ps、最大トルク500Nmを発揮する。また2Lエンジンはどちらも直4ツイン・スクロールターボで、最高出力258PSというハイパフォーマンスを実現した軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、197PSを発揮し街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンとしている。トランスミッションは全車8速スポーツATを採用。

サスペンションは、バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精微な車両コントロールを追求して新設計されたもので、フロントがマクファーソンストラット、リヤがマルチリンク式。フロントのサスペンションとサブフレームはアルミニウム製とすることで、前後重量配分の適正化にも寄与している。また一部グレードにはアダプティブバリアブルサスペンションシステムを設定。選択中の走行モードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバーの減衰力を連続的に最適に制御し、走りと乗り心地を高い次元で両立する。

なお開発時はお客様が実際に走る環境を重視し、一般道で徹底的に走り込みを実施。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようチューニングしたという。

・エクステリア、インテリア
エクステリアは、スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトが持つ特長を十分に活かす、トヨタスポーツのフラッグシップモデルにふさわしいスポーツスタイルを提案。ショートホイールベースと大径タイヤにより、タイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ、2シーターらしいタイトなキャビンとワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス、直6FRロングノーズ・ショートキャビンシルエットとしている。

また基本立体は、エアロダイナミクスの中でもリフト(揚力)の発生を抑えることに特化した形状に造形し、フロント・リヤの空力バランス、重量バランス共に、スポーツカーとしての最適化を追求。さらに空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用や、ヘッドランプの位置を車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法など、2000GT、先代スープラ等からのトヨタスポーツヘリテージを継承している。

インテリアは、ハイスピード時の見晴らし性や車両の姿勢変化のつかみやすさを考慮した、上下に薄く水平に軸の通ったインパネ形状、ドライバー正面に集中配置された、スポーツドライブに必要な視認・操作系のエレメント(メーター、ヘッドアップディスプレイ、パドルスイッチ、ステアリングスイッチなど)をタイトに包括しドアトリム、コンソールのニーパッドまで繋げる事でドライバーをコンパクトに包み込む新しいコクピット様式を採用。タコメーター、シフトインジケーター等スポーツ走行時に必要な情報はセンターに集約し、小径ステアリング越しに自然にフォーカスできるメーターレイアウト(8.8インチ高精細カラーモニター採用)としている。またシートは腰部を中心に身体を保持するホールド性にこだわったハイバック構成とするなど、室内デザイナーの実体験に基づいたサーキット由来のこだわりの形状としている。

ボディカラーは新規開発色マットストームグレーメタリックといったオプション設定色2色を含む全8色を設定。内装色は、スポーティで上質な赤色でドライバーを囲い、新しいコクピット様式を強調するイグニッションレッドと、素材感のコントラストで引き締まった空間を演出するブラックの内装色2色を設定している。

・先進装備
予防安全装備では、昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知し、衝突回避支援または被害低減を図る「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」、隣車線の死角を走る車両を検知する「ブラインドスポットモニター」、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」等を全車に標準装備。これにより「サポカーS<ワイド>」となっている。

また車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供。専用のスマホアプリなどから車両の遠隔操作、確認ができる「リモートサービス」、バッテリーの電圧低下を自動的にメールでお知らせする「バッテリーガード」、運転中に端末に触れることなくiPhoneを操作することができるApple CarPlay®に対応している。

リモートサービス

このほか、GAZOO Racingのテクノロジーをフィードバックした車両情報記録装置「TOYOTA GAZOO Racing Recorder」も設定(販売店装着オプション)。これはアクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションなどのドライバーの操作情報、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサーの値、および車両の位置と方位情報をSDカードへ記録するデータロガーで、SDカードへ記録した情報は専用アプリの「GAZOO Racing Data Viewer」で表示することが可能。最大2つの動画を表示でき、奨励するアクションカム(別売)の動画であれば、記録した情報と自動で時間同期し再生できる。また、Microsoft Bing Maps上に走行軌跡を表示・再生することも可能となっている。

TOYOTA GAZOO Racing Recorder

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