「バリアフリー2019」国内メーカー5社が最新の福祉車両を展示

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西日本地区最大規模の介護・福祉関連の総合展示会、バリアフリー2019が4月18日から20日まで、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催され(主催・大阪府社会福祉協議会、テレビ大阪他)、今年もトヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ダイハツの国内メーカー5社が出展し、各社最新の福祉車両を展示。3日間で8万8512人が来場した(含関連3展示会)。

■トヨタ/ダイハツ
トヨタブースのデモ風景

昨年に続き、トヨタとダイハツは合同でブースを設けた。〝トヨタグループ〟の強みを生かし、軽自動車やコンパクトからラージサイズミニバンまで、幅広い車種や用途に応じた福祉車両「トヨタウェルキャブシリーズ(9台、うち1台は純正用品装着車)」と、「ダイハツフレンドシップシリーズ(7台)」を展示した。車両以外では、先進安全装備やコネクティッド技術、安全性や乗員の快適性を向上させる純正用品〝サポトヨプラス〟、車いすの乗降手順を改善したJPN TAXI(ジャパンタクシー)などを展示し、パラリンピック・アルペンスキーの森井大輝選手(トヨタ自動車)のトークショーなども開催された。

ウェルキャブでは、需要の多い車いす仕様車(法人向け、個人向けモデル)を中心に、昨年末ベース車のマイナーチェンジに合わせて改良された、プリウス・フレンドマチック取付用専用車などを展示した。

サポトヨプラスでは、近年増加傾向にあるアクセル/ブレーキペダルの踏み間違いに起因する事故に対応する、後付けの「踏み違い間違い加速抑制システム」を紹介した。さらに、ジャパンタクシーは改善された車いす乗降の手順を実演した。

ダイハツは先進安全支援機能、スマートアシストⅢを搭載するタント・スローパー、アトレー・スローパー(いずれも車いす移動車)、タント・ウェルカムシート、ムーヴィ・フロントシートリフト(いずれも昇降シート車)などを展示したほか、実演販売風の車両紹介デモや、理学療法士によるアドバイスなどを行った。

実演販売風に車両の特長を紹介
■日産
デイズルークス・助手席スライドアップシート

福祉車両、ライフケアビークルシリーズから5台を出展した。車いすのまま乗降が可能な〝チェアキャブ〟では、法人向けのNV350キャラバンをはじめ、人気のセレナ/セレナe-パワーがベースのモデルを展示。2台のセレナは、それぞれ車いすでの乗車位置や定員が異なり、乗車頻度や用途により選べる。このほか、助手席への乗り降りをサポートするノート e-パワー・助手席回転シート、軽自動車のデイズルークス・助手席スライドアップシートを展示した。

■ホンダ

8台の展示車両のうち3台が人気の軽自動車、N-BOX/N-BOXカスタムをベースとしたスロープ仕様で、車いすのまま後席に乗り乗り込める〝車いす乗車モード〟への切り替えが簡単に行えることを実車で披露した。シンプルな操作方法と多用途性を訴求した。

N-BOX スロープ仕様

このほか、手または足が不自由な方でも運転できる運転補助装置〝ホンダテックマチック〟のモジュールの展示や、歩行能力のリハビリ補助機器〝ホンダ歩行アシスト〟の体験コーナーも設置。さらに、発売されたばかりの新型陸上競技用車いす〝翔(KAKERU)〟も展示された。競技用車いすはフルカーボン製で、ダンパーやステアリング機構をフレーム内に格納し、軽量かつ流麗なデザインになった。

■スズキ

福祉車両、ウィズシリーズの車いす移動車3台と昇降シート車2台の計5台を出展した。スペーシア・車いす移動車は、スロープを使って車いすのまま乗降が可能で、スロープはワンアクションで展開・格納できるほか、展開したスロープの突出長を跳ね上げたバックドアの下に収まる86㎝に抑え、雨に濡れにくくした。

エブリワゴン・車いす移動車はスライドドアに電動オートステップをメーカーオプションで設定したほか、車いすの方と並んで着席できるよう後席を7:3分割とした。シートは補助的なものではなく、ベース車同様厚みのあるクッションを採用し、快適性を向上させている。

スペーシア・車いす移動車

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