トヨタ、デンソー、ソフトバンクビジョンファンド、Uber-ATGへ10億ドルの出資を発表

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トヨタは4月18日、デンソーと、ソフトバンク・ビジョン・ファンドとともに、自動運転ライドシェア車両の開発と実用化を加速するため、UberのAdvanced Technologies Group(Uber-ATG)へ合計10億ドルの出資を行うと発表した。

今回の合意のもと、トヨタとデンソーは6億6700万ドルを、SVFは3億3300万ドルをUber-ATGが基となる新会社に出資する。この出資に伴い新会社の企業価値は72億5000万ドルとなる。

トヨタは2018年8月にUberに5億ドルを出資し、トヨタのミニバンであるシエナをベースとした車両に、Toyota Guardian™(高度安全運転支援)システムとUberの自動運転システムを連携させた自動運転ライドシェア車両を、2021年にUberのライドシェアネットワークに導入する事に合意し、共同開発を進めてきた。

今回の更なる投資及び協業の拡大により、自動運転ライドシェア車両の開発を継続するとともに、次世代自動運転キットの設計と開発を共同で行い、本格的な自動運転ライドシェアサービス車両の量産化とサービス実用化に目処をつけることも狙っている。またトヨタは、本共同開発の推進のため、出資に加えて、今後3年間で最大3億ドルの開発費負担を実施する。

Uber CEOのダラ・コスロシャヒ氏は、「今回の出資と、トヨタグループとの強力なパートナーシップの継続は、Uber-ATGメンバーによるこれまでの開発成果が認められた証。素晴らしいパートナーと共に推進する今後のプロジェクトの成果を確信している。私たちは、自動運転技術を開発することで、交通手段を変革し、より安全で、住みやすい街にすることができると考え、本日の発表は、変革の最前線に立つ当社の立ち位置を、より明確にしたと感じている」とコメントした。

また、トヨタの副社長であり、“コネクティッドカンパニー”プレジデントの友山茂樹氏は、「今回の新会社は、Uberグループで培われたテクノロジーとサービスネットワークに、トヨタグループの車両制御技術と量産ノウハウ、また、ガーディアンシステムに代表される高度安全運転支援機能を融合させ、より安全、かつ高品質で低コストの自動運転ライドシェア車両の実用化を目指すもの。新会社による次世代自動運転キットの共同開発は、その実現を大きく加速させる。トヨタは今後も安全で安心なモビリティー社会の実現に取り組んでいく」と語った。