トヨタ・新型RAV4を発売 世界初採用の4WDシステムで優れた操縦安定性と燃費を両立

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トヨタ自動車は4月10日、クロスオーバーSUVの「RAV4を」フルモデルチェンジし、発売を開始した。新型RAV4は「SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD」をコンセプトに、世界初採用の新4WDシステムによって、高い走破性・操縦安定性と燃費向上を両立。さらに、クラストップレベルのラゲージスペースを備えるとともに、最新の予防安全装備も全車標準装備し、あらゆる面で大きく進化を果たした。

1994年にデビューした初代RAV4は、ラダーフレームを採用した〝クロカン4WD〟モデルがオフロードを走行するためのクルマと位置づけられていた時代に発売され、乗用車タイプのSUV(クロスオーバーSUV)市場を開拓したパイオニア的存在。このSUV市場は現在でも数多くのモデルが投入され、近年では日本はもとより世界のモータリゼーションを牽引している。その中で、国内では3年振りの復活となったRAV4は、SUVらしい力強いデザインにオン/オフロードの走行性能を格段に向上させ、その魅力を高めている。

■力強く都会にも似合う洗練さを融合したデザイン

エクステリアは、アドベンチャー(アクティブで力強いワクドキ感)&リファインド(都会にも似合う洗練さ)をコンセプトに、SUVらしさと洗練されたスタイルを実現。幾何学形状の八角形二つを、90度ずらしてはめ合わせた「クロスオクタゴン」を造形テーマとし、外観の随所に多角形を織り込むことで、タフさと安定感のある個性的なデザインを表現した。

加えて、オフロードイメージを象徴するグレードとして「アドベンチャー」を設定。力強い押し出し感のあるフロントグリルとフロントスキッドプレート、19インチアルミホイールなどの専用アイテムを装備したほか、大型化したホイールアーチモールによって足回りの力強さを強調する。

ボディカラーは、アドベンチャー専用色のアーバンカーキを含む全8色を用意。加えて、アドベンチャーではルーフ用の新開発色を組み合わせた2トーンカラー全4色も設定する。

■使い勝手と気配りに配慮した室内空間

室内空間は、低くすることで圧迫感を抑えたインストルメントパネルや、室内から見えないように設計したワイパーなどにより、すっきりとした前方視界を確保。死角になりやすい斜め前方・後方視界は、ドアミラーの取り付け位置やリヤドア後部ピラー断面を小さくすることなどの工夫がなされている。

リヤシートは、使用状態でもクラストップレベルを誇る580リットルのラゲージ容量を確保。さらに、シートは6:4分割可倒式とし、ラゲージ床面の高さを2段階に調整できる2段デッキボードを採用することで、フレキシブルなスペースを実現した。加えて、2段デッキボードは裏面を樹脂製とし、反転させることによって雪や泥などで汚れたものも気兼ねなく積み込むことができる。

また、インストルメントパネルの運転席側と助手席側、およびセンターコンソールに、小物類を置くことができるオープントレイを配置したほか、コンソールボックス内と後端部に二つずつ充電用USB端子を標準装備し、各席で端末の充電を行えるようにしている。

■2種類のパワートレーンを設定

パワートレーンは2種類を設定。ガソリンモデルは直列4気筒2.0Lエンジンに、発進用ギヤを採用したダイレクトCVTを組み合わせる。ダイレクトCVTは、発進用ギヤを採用した新構造により、15%ワイドレシオ化を実現し、ベルト狭角化やプーリー小型化によって変速速度を20%向上。これによって、力強くダイレクトな走りと優れた燃費性能を両立する。

さらに、ガソリン車の上級グレードには、新開発した4WD「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を世界初採用。走行状況に応じて前後トルク配分に加え、後輪トルクを左右独立で制御する「トルクベクタリング機構」と、4WD走行が不要と判断した時は、後輪に動力を伝達させる駆動系を切り離して燃費向上を図る「ディスコネクト機構」を採用する。

 

ハイブリッドモデルは、直列4気筒2.5Lエンジン+モーターとし、2.5Lエンジンは基本構造を刷新することで、最大熱効率41%を達成。2WD車は25・km/L(JC08モード、WLTCモード:21.km/L)という低燃費を実現する。

ハイブリッド車の4WDシステムにはE‐Fourを採用。後輪の最大トルクを増加させるとともに、前後輪トルク配分を100:0~最大20:80まで変更可能としたほか、後輪のトルクを上げたことで、降雪時や雨天時における登坂発進の安心感も向上した。

なお、4WD全車に、駆動力、ブレーキ、ステアリングの統合制御「AIM」を搭載。路面や運転状況に合わせて選択できるマルチテレインセレクトやトレイルモードなどのモードに応じ各制御を最適化。優れた操縦安定性と走破性、快適な走行性能を可能としている。

■予防安全・コネクティッド機能も採用

先進安全装備では、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車で標準装備。車両に加えて昼間・夜間に歩行者、昼間に自転車の検知し、前方の車両との車間距離を一定に保つレーダークルーズコントロールの作動中に同一車線内の中央を走行するようドライバーのステアリング操作をアシストする「LTA(レーントレーシングアシスト)」も採用する。

このほか、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り換える「AHB(オートマチックハイビーム)」、または前方の車両や対向車に対してハイビームの光を遮光する「AHS(アダプティブハイビームシステム)」、主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する「RSA(ロードサインアシスト)」などの機能を備える。

さらに、安全性を高めるオプション装備として、駐車場内などの低速走行時に機能する「パーキングサポートブレーキ」を用意。トヨタブランド初採用となるこの装備では、パノラミックビューモニターなどでも使われるカメラで歩行者を検知して、衝突する危険性がある場合には警報とブレーキ制御によって被害を軽減する。

また、全車に専用通信機であるDCM(Data Communication Module)を標準装備。販売店装着オプションの「T-Connectナビ」と組み合わせることで、「T-Connectサービス」が3年間無料で提供される。専任オペレーターがカーナビの目的地設定やホテルなどの予約といったリクエストに365日24時間対応する「オペレーターサービス」、トヨタスマートセンターの道路交通情報とユーザーの走行情報をベースに最適なルートを検索するなどのサービスを受けることが可能となっている。

【希望小売価格】

[ガソリン]X=260万8200円(FF)283万円5000円▽G=320万2200円▽G〝Zパッケージ〟=334万8000円▽アドベンチャー=313万7400円

[ハイブリッド]ハイブリッドX=320万2200円(FF)345万600円▽ハイブリッドG=381万7800円

<新型RAV4の試乗レポートはこちら>

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