【オートモビルカウンシル2019】ヤナセ/ヤナセクラシックカーセンターが初出展

イベント
50~90年代に販売されたメルセデス・ベンツの4世代のSLモデル。手前の190SLは現在レストア中

国内外のヘリテージカー約120台を一堂に揃えた「オートモビルカウンシル2019」が4月5日から7日まで、千葉県・幕張メッセで開催された。

ヤナセは今回協賛会社としてこのイベントに参画し、昨年4月に開設したクラシックカーレストア専門の拠点、ヤナセクラシックカーセンターとともにブースを設け、その事業内容を紹介するとともに現在レストア中の車両、販売車両(2台)を含む計9台を展示した。

ヤナセクラシックカーセンターは板金塗装を行うボデーショップと、エンジン、ミッション等のリビルト工場がある。ボデーショップは、ヤナセ取扱いブランドの他、ジャガーランドローバー、ボルボ、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、テスラ等全11ブランドの認定工場となっている。

さらに、ドイツの第三者機関であるテュフラインランドのボデーショップ認証制度で、最高ランクの「プラチナ」を日本で初めて取得。クラシックカーを取り扱う工場に対する「クラシックカーガレージ認証」も取得している。

リビルト工場は、メルセデス・ベンツのミッション、デフ、パワステギアボックス等複雑な部品をオーバーホールしている。ヤナセ(ウエスタン自動車)がメルセデス・ベンツの総輸入元の時代から、メルセデス・ベンツの認定スタンバイユニット制度を開始。メルセデス・ベンツのミッションやギヤボックス等オーバーホール済みのコアを生産し、現在もメルセデス・ベンツ日本の純正リビルトミッションの生産を継続している。

故梁瀬次郎会長の愛車、メルセデス・ベンツ600リムジーナ。動態保存されている
■部品調達力を駆使し最善の方法でレストア

一方、レストアで最も問題となるのは、メーカー純正部品が生産中止になっていること。同センターでは、オリジナルの持つ雰囲気を大切に考えつつ、国内外のクラシックカーに精通した取引先を通して、長年培ってきた部品の調達力を駆使し最善の方法でレストアを行うという。

ヤナセの吉田多孝社長は「現代のクルマがデジタル技術の集積ならば、クラシックカーはアナログ技術。アナログ技術は伝承が大事で、今はまだその技術やノウハウが残っている。この専門的な技術を伝承しないと、長年培ってきた大切な知見が後世に伝わらないと考え、クラシックカーセンターを設立した。それは優れた工業製品を後世に伝えるという文化的な意義もあり、クルマのある豊かな社会を作るとともに、クラシックカーの持つ文化的な意義についても広く日本の市場に発信したい」と、レストア事業の意義を語った。

故吉田茂元首相愛車だったメルセデス・ベンツ300SEラング

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