遠藤徹の業界ココに注目!19年度の新車需要は軽自動車が有望

コラム・特集

4月から2019年度がスタートした。新車需要がどうなるか注目したい。日本自動車工業会は軽自動車がマイナスで、登録車は微減という厳しい見通しを発表しているが、記者の私見では軽自動車が微増、登録車は前年並みで、トータルだと2%程度の微増と予想したい。

マーケットのバックグラウンドはシビアであるが、刺激材料となる新型車投入は、軽自動車の方がより活発化するからである。先頭を切って日産がデイズ、三菱自動車がeKワゴンを世代交代し、新年度にはフルに寄与するのは確実。今後の展開としてはホンダ、ダイハツ、スズキがいずれも量販戦略モデルの新型車を発売する見通しであるから、これらによる新型車効果への期待は大きいといえるだろう。

軽自動車は、スーパーハイトワゴンやハイトワゴンが市場の中心勢力となっており、今後はSUVないしはSUVテイストの新型車も加わる。したがって、マイナスとなる要素はあまりないと考える。

一方、登録車はトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スバルが主軸モデルの世代交代や新規投入が予想される。ジャンル別ではSUV、コンパクトハッチ、小型ハッチ、ステーションワゴン、小型セダン、プレミアムスポーツ等とバラエティに富んでいるが、マーケットをリードできるのはSUVくらいで、あとはあまり期待できない状況にある。

SUVは、引き続き堅調な増加が見込めそう。従来モデルの世代交代に加え、従来なかった新戦力が登場する。スモール、ミディアムクラスが数多く出番を待っている。スモールはスズキのクロスビーやジムニーシエラ等少なかったが、トヨタ、ダイハツが新規モデルを投入するので、マーケットが賑やかになりそうだ。

遠藤徹プロフィール

専門分野はマーケット分析、商品戦略、販売戦略、執筆先:ベストカー、ドライバー、ザ・マイカー、カーアンドレジャー、その他週刊誌など。単行本執筆は約20冊

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