【気ままにドライブ】シエンタで富士山麓巡る  山梨県・富士山麓

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※本稿は2018年12月に週刊Car&レジャーに掲載されたものです

新年を迎えて最初は、もはや恒例となった富士山麓巡るルートを紹介しよう。いずれもこれまでに紹介したことがあるスポットだが、今回は、その中でも、厳選スポットを巡ることにした。ドライブに連れ出したのは、昨年9月にマイナーチェンジをしたばかりのシエンタ。ミニバンとは思えぬキビキビとした走りと、意外な低燃費に感心したドライブとなった。

幾度も紹介している富士山麓のドライブルートだが、今回は山梨県側に焦点を当てたルートを紹介していこう。いずれもがヨシダ・オススメ……、ずばり個人的に気にいってよく訪れるスポットだ。

最初に訪れた山中湖へは、東名高速を利用する場合は御殿場ICで下りて、国道138号線を経由して東富士五湖道路へ、中央自動車道を利用する際には河口湖ICからそのまま東富士五湖へと入り、いずれも山中湖ICで下りるとすぐだ。

山中湖湖畔から富士山を望むには湖岸道路の北側を走るといい。湖を手前にして向こうにダイナミックな富士山を見られる駐車場がいくつかある。山中湖周辺には小高いところから富士山を見られるスポットもあるが、その中でもオススメは神奈川県側では県道147号線、山梨県側では県道730号線で繋がったルートの途中にある展望台「山中湖パノラマ台」だ。

「山中湖パノラマ台」付近からの景色。県道730号線を下ってきたところ。眼下に見えているのは山中湖

神奈川県と山梨県の県境である三国峠を越えて山梨県側へと入る下りルートから見える景色は、そのパノラマ感も手伝って、まさに格別。ちなみにここからの景色は、山肌に陽があたる午前中、もしくは富士山がシルエットとなる夕刻に見るのがオススメだ。

続いて向かったのは忍野八海近くにある「山梨県立富士湧水の里水族館」。富士山の湧水が流れる地ながら、樹木に覆われた不可思議な雰囲気のある「さかな公園」の中にある水族館。淡水魚のみとなるが、その生態がわかりやすく展示されており、実は、個人的にふらりとよく訪れるスポットでもある。

山中湖の隣にある河口湖は昨今では海外からの観光客で賑わっているが、その西側は落ち着いた雰囲気がありオススメ。その中でも「道の駅かつやま」はイマドキの道の駅のような派手さはないが、目の前に河口湖が広がり、公園があることからゆったりとのんびりと過ごすことができるスポットだ。

さらには、レストランで提供されているスパイスがきいたイトリキカレーはとても美味しく、これもまたオススメ。隣の西湖へは、県道710号線を走るとすぐにたどり着ける。この河口湖から西湖へ向かうルートはかなりの急勾配となっており、改めて、富士五湖それぞれに高低差があることを思い出した。

西湖湖畔からは富士山を望めるスポットは少なく、見えたとしても山中湖のような裾野までハッキリと見ることはできない。ただし、この山々に囲まれていることも手伝って静かな雰囲気が広がっており、そこに富士山の一部が見えるだけでも、また、違った感動を覚えることができる。

絶滅したといわれるクニマスが生息する「西湖」。富士五湖の中では4番目の面積

最後に、地元産の農産物を購入するならば、「道の駅なるさわ」がオススメだ。これからの時期、品数は少なくなるが、春から秋にかけて、質のいい、そしてリーズナブルな農産物が数多く並び、それを求めて開店前から並ぶ人がいるほどだ。

久しぶりに乗ったシエンタは、コンパクトながら多彩なアレンジに改めて感心したし、キビキビとした走りはドライビングの楽しさを感じさせてくれるものだった。ちなみに、燃費は22・9㎞/L。これまでのカタログ燃費値であるJC08モードでは28・8㎞/Lだが、実走行に近づけた計測方法であるWLTCモードは22・8㎞/Lであり、アップダウンが多いルートだったことを考慮すると、まさに好成績となったことをしっかりお伝えしておきたい。(吉田直志)

■ドライブデータ&メモ

シエンタ X ハイブリッド=パワーユニット=ガソリンエンジン(1496㏄)+モーター、電気式無段変速機、FF▽乗車定員=7名▽全行程走行距離=230㎞▽燃費=22・9㎞/L▽JC08モード燃費=28・8㎞/L

[吉田直志]

四輪駆動車専門誌、デジタルカルチャー誌の編集部を経て、フリーライターに。現在は新型モデルの評価を軸に、自動車雑誌のほか、ファッション誌にも寄稿。

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