神奈川トヨタ、GRガレージ マスターワン 東名川崎がグランドオープン!

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神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)が運営し、今年3月末に営業を開始したGRガレージ マスターワン 東名川崎(川崎市宮前区)は、このほど第2期工事が完了し、8月22日にグランドオープンを迎えた。

ここは、GRモデルの展示車と試乗車を用意すると共に、カスタマイズに関する相談にも応じる。同社が2001年に開設したカスタマイズ専門店「マスターワン」が前身となっており、1階にサービス工場、2階がショールームという従来のレイアウトを踏襲しつつ、新たにレーシングシミュレータールームを設置。プロのレーシングドライバーも使用する本格的な仕様で、サーキットデビューに備え、腕を磨ける場にもなっている。

1階のサービス工場は、1ラインが増設され規模を拡張。しかも、拡張されたラインは定盤で水平が取られており、モータースポーツ参戦車両のメンテナンスも行える。同社チームが参戦する86/BRZワンメイクレース車両の整備もここで行われる。

2階ショールームには、GRモデルと共に、様々なカスタマイズパーツが展示されている。展示にも工夫が凝らされ、量販店のようにブランド別展示ではなく、ドレスアップ、ブレーキ、ボディ、エンジンと機能別に展示。しかも、入口から奥へ行くに従って、カスタマイズの〝コア度〟が徐々に上がり、一番奥にはモータースポーツ参戦用アイテムが並び、レーシングシミュレータールームも用意されている。

このシミュレーター(予約制・有料)は、走行マシンを選択して、国内外の主要サーキットでの走行が再現できる。さらに、自身の走行データ(ステアリング、アクセル、ブレーキ等の操作状態)が記録でき、新旧データと比較することもできる。

このシミュレータールームは防音になっており、ブラインドを降ろすことで周囲の視線をシャットアウトでき、集中して練習できる環境とした。レース出場に向けたトレーニングはもちろん、サーキット初走行前の練習、あるいは気軽にレーシングカーを体験したいという方も歓迎だという。

「モータースポーツの間口を広げ、楽しむ人を増やすのも我々の使命だと思っています。また、カスタマイズしたい方には無闇に商品を勧めるのではなく、まずお客様がしたいことを伺い、最適な時に、最適な商品を提案するようにしています」と、同店の横田浩之ゼネラルマネージャー。ショールームに並ぶ商品は実際に使用し、信頼のおける商品だけを並べていると胸を張る。

  

(ショールームの奥は各種モータースポーツ用ギアとシミュレータールーム)

また、ショールームの一角には大型モニターが設置され、GTレース等を放映。レースだけ見て帰る人もいるという。お客様もスタッフも、クルマ好きが語り合える場所になっている。
【店舗概要】所在地=神奈川県川崎市土橋1─15─1▽☎=044─870─8311▽営業時間=10〜19時▽定休日=火曜日、第1・3月曜日、年末年始