デンソー、自動車部品の歴史や最新のモノづくりを学べる「TAKATANAファクトリーツアー」開始

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巨大メーターオブジェの前でテープカット

デンソー高棚製作所(愛知・安城市)では、7月末より、一般向け工場見学「TAKATANAファクトリーツアー」を開始。6月27日、報道関係者にその内容が公開された。同社初の一般向け工場見学ツアーは、自動車部品の歴史や最新のモノづくりを子どもから大人まで楽しく学ぶことができる。

高棚製作所は1974年に操業を開始し、敷地面積はナゴヤドーム八つ分に相当する37・5万平米を誇る。この中に自動車用メーターやミリ波レーダー等の生産拠点や研究施設をはじめ、体育館、サッカー場、排水処理場、ビオトープ等がある。

今回新設された工場見学ツアーは4棟ある工場で最も大きい「501工場」で、スタッフによる解説付きで自動車用メーターの製造工程を見学できる。

見学のスタート地点となるホールには、記念撮影スポットしても最適な横7m×高さ2・7mの巨大メーターオブジェが参加者を出迎え、3面スクリーンに投影する未来の自動車社会をイメージしたアニメーションを視聴。その後、ラッピングが施されたツアー専用バスで工場に移動する。

メーターの製造工程を映像で説明するプレゼンテーションルーム

工場の専用通路から広大なメーター組み立てラインが見渡せ(写真左)、壁面にはメーターの歴史や組み立て工程を紹介。通路奥のプレゼンテーションルームには、メーターの製造工程を映像で説明し、ドライバーステータスモニターやヘッドアップディスプレイといった最新安全技術を体験できるコーナーも用意されている。

27日の報道公開日に都築昇司専務役員は「当社としても初の取り組みでまだ慣れないところもあるが、様々な方に見学していただきながら常に改善を行ってより良いものにしていきたい」と意気込みを語った。ツアーは7月4日からインターネットで予約を受け付け、7月23日から見学を開始する。なお、見学には事前予約が必要となる。予約サイト=https://takatana-ft.com

【ツアー概要】

所在地=愛知県安城市高棚町新道1▽開催日=月~金(祝日含む)▽開始時間=9時半、10時、13時半、14時▽所要時間=90分▽見学人数=個人の場合1名~20名(団体は要相談)▽見学対象者=小学生以上※小学生の見学には成人の同伴者が必要▽アクセス=車のほか、JR刈谷駅~高棚製作所の無料送迎シャトルバスを用意