ルノー・メガーヌGT試乗、4輪操舵システム搭載で高い運動性能を実現

試乗レポート

フルモデルチェンジによって4代目となったルノー・メガーヌ。日本においては、ルノー・スポールが開発を手掛けたスポーティグレード「GT」が導入され、先進安全装備の搭載をはじめ、独自の4輪操舵システム「4コントロール」を採用するモデルとして、注目を集めている。

4コントロールは、電子制御のアクチュエーターでタイロッドを動かし、リヤタイヤを操舵するというもので、リヤタイヤの最大切れ角は2・7度。これにより、時速約60㎞以上(スポーツモードでは約80㎞以上)で走行時は後輪と前輪は同一方向に向いて、コーナリングでの安定性を向上させ、約60㎞未満(同約80㎞未満)では後輪は前輪と逆の方向に向き、回転半径を小さくすることで取りまわし性を高めるというものだ。

  

実際に運転してみると、ワインディングでは高い回頭性と接地感、コーナーでは軸のブレが少ない腰の据わった走りを見せ、従来の4輪操舵に見られた独特な操舵感やクセの強さといった部分は4コントロールからは感じられない。 一方で、4コントロールはメーター等にシステム作動中と表示されず、いかにも電子制御による判りやすくわざとらしいものでは無い。ドライバーが驚くような効果を実感できないが、さりげなくスポーツドライブをアシストする機能として、特にワインディングでは自らの運転が上達したような感覚が芽生えた。

シャシーはルノー・スポールによる専用チューニングが施されており、乗り味はスポーティモデルらしく硬めになっている。だが、不快な突き上げ等を感じさせず、基本的にはフラットライドで、街乗りからワインディング走行まで対応する完成度の高さを実感できる。

ヘッドレストと一体型となっている専用スポーツシートには、硬めのクッションを採用。見た目以上に座り心地も良く、コーナーでの高いサポート性を実現しながら窮屈でないのも好印象で、長距離の運転も疲れにくそうだ。

フランス車で遅れがちだった安全装備も、車間距離警報や衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、後側方車両検知警報、オートハイ/ロービーム等を装備。コンサバティブだった先代のデザインからイメージも大きく変わり、フレンチタッチのデザインと、モータースポーツのDNAを受け継ぐ走行性能を楽しめるモデルになった。

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