【車屋四六】芸能人はクルマ大好き

コラム・特集 車屋四六

古今東西・芸能人やスポーツ選手は車が大好き。中高校生の頃の私は、ハリウッドスターが、豪華な高級車やスポーツカーを乗り回す姿に憧れたものである。WWⅡ直後の日本の、敗戦貧乏経済で自動車が輸入禁止の時代にも、芸能人が目立つ車に乗っているのを見ると、羨ましく眺めたものだった。

カンヌ映画祭GP{羅生門}の三船敏郎は、ロールスロイス・シルバードーンを運転し、MG-TD運転の姿も見たことがある。
MG-TDは多くの芸能人御用達で、三国蓮太郎も愛用。誰もが憧れのベンツ300SLは石原裕次郎が有名だ。

1965年頃、トライアンフ・スピットファイアで箱根を走っていたら、上手な運転のモーガン・プラス4にあおられた。バックミラーに映るのはミッキー・カーチスだった…モーガンは30年代から姿機構を変えぬ生きた化石だが、戦後生まれなのにクラシック姿のロータス7には、フランク永井が乗っていた。

世界自動車界のシーラカンス的存在の英国製モーガン/撮影フランクフルト:WWⅡ後のモデルだが、木製フレーム・スライディングピラーサスなど基本の構造と姿は30年代から変わらず

{君の名は}で真知子巻きを流行らせ、フランスの名監督イブシャンピと結婚で話題を撒いた岸恵子は、名優山村聡と共に、英国大型高級サルーン、アームストロングシドレイに。(写真トップ:アームストロング・シドレイ/1954:古き良き時代の英国風レザーエッジ姿に高級感が漂い、革張りと木工の内装が素晴らしかった)

私も通った赤坂の美人ママのスナック・ジョジョで、65才の若さで逝った噺家・古今亭しん朝がアルファロメオでやってきて、講釈師・一龍斉貞鳳と共に車談義に花を咲かしたのを想い出す。

赤坂山王の小さなクラブ・クレーンで時たま一緒になる、作曲家・三保敬太郎、車の腕は確かなもので、マカオGPで活躍、日本GPにはV8・7ℓ・485馬力のコブラでエントリーしたりしていた。

65年登場時は二座席スポーツカーのフォード・サンダーバードに可愛い娘が乗っていた。歌手・朝比奈愛子、雪村いずみの妹だが、いずみの本名は朝比奈である。ちなみに家内の実家がある、大田区雪が谷育ちから、芸名・雪村が生まれた聞いたことがある。

初代シボレーコルベットを所ジョージが愛蔵しているようだが、その新型にアン・ルイスが乗っているのを見たことがある。
コルベットは、一時期、お茶の間で人気の米国TV連ドラ{ルート66}で知られるようになった車だが、独特な樹脂ボディーの修理が、格好良さとは裏腹に修理屋泣かせだった。

初代シボレーコルベット/1954:SCCJ主催調布飛行場ジムカーナ{リトル・ワトキンスグレン}出場の米軍将校の愛車

初代コルベットは、ウエスタン歌手で後に役者でも大成する小坂一也が乗っていた。バブルが膨らんだ頃、エクスカリバーで走る千昌夫を六本木交差点で見たが、北島三郎も持っていると聞いたことがある。

芸能人を追うように、時代と共にスポーツ選手、主に野球選手だが、ベンツやアストンマーチンに乗る姿が増えてきた。
いずれにしても、古今東西、芸能人は目立つ車が好きだし、スポーツ選手は格好良いブランドカーが好きなようだ。

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