V90シリーズに追加された2つの個性 ボルボ・V90 R-デザイン/クロスカントリー 試乗記

試乗レポート

昨年の「XC」に続き、今年2月にセダンの「S」とステーションワゴンの「V」もフルモデルチェンジが実施されたボルボの90シリーズ。先日はベースモデルの試乗のみだったが、今回はスポーティグレード「R-デザイン」、クロスオーバーとステーションワゴンのスタイルを融合した「クロスカントリー(V90のみ設定)」に試乗する機会を得た。

■スポーティでしなやかな走りを味わえるR-デザイン

R-デザインのエクステリアは、20インチのアルミホイール、専用デザイン前後スポイラーによってワイド&ローなイメージが強調され、スタイリッシュなイメージを一段と高めている。

搭載するエンジンは2・0Lターボ+スーパーチャージャー(最高出力320PS/最大トルク400Nm)の「T6」ユニットでベースモデルと共通だが、足回りではフロントとリヤにスポーツサスペンションを採用するとともに、ダンパーやパワーステアリングの制御も専用チューンとなっているのが特徴だ。

走り始めてみると、低速域での硬さが若干気になるものの強い突き上げ等も無く、速度を上げていくとベースモデルでも体感できたフラットな乗り心地を味わえる。また、ハンドリングに対するレスポンスやクルマの動きにも軽快感があり、特にこの日の試乗では、ワインディングでの軽快感としなやかな走りが印象に残った。

■重心高を感じさせない安定感あるクロスカントリー

ベースモデルから55㎜増の最低地上高やオーバーフェンダーなど、悪路の走破性を想起させるスタイルと、ボルボらしい上質なスタイルを巧みに融合さえているのがクロスカントリーだ。
クロスカントリーには、2・0Lターボ(最高出力254PS/最大トルク350Nm)の「T5」とT6をラインアップするが、今回はT5に試乗した。

運転席に座ってみると、地上高アップによってもたらされた前方視界で思いのほか見切りも良く、1900㎜ある横幅を感じさせないほど取り回しも良いのが印象的。T6と比較するとパワーは穏やかなものの、T5ユニットにおいてもその走りに不満を覚えることなない。中でも、1500~4800回転というほぼ実用域をカバーする最大トルク性能は、街乗りから高速走行でも非常に扱いやすい仕上がりになっていた。

また、カーブでのロールも微小に抑えられており、重心高ながら走りの安定感も高い。ベースモデル譲りの静粛性や快適性が損なわれていないのも特筆すべきポイントだ。

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