高い総合力、1.4リッターの走りに驚嘆 アウディA4アヴァント 1.4TFSI Sport 試乗記

試乗レポート

昨年2月にフルモデルチェンジし、新しい顔と先進機能、そして燃費効率を高めた〝ライトサイジング〟2・0Lエンジンが与えられた「アウディA4」。その発売後、しばらくして追加設定されたのが今回試乗した新型「1・4 TFSI」だ。

プレミアムミッドサイズカーとも呼ばれる同車は、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスなど、各社のボリュームゾーンを担う車種と比較されるモデルだ。激しい競争を強いられているこのセグメントに向けたアウディの新しい提案は、さらなるダウンサイジング。注目はA4初となる1・4L直列4気筒ターボエンジンの搭載で、その走りが今回の試乗で一番知りたいところとなった。

試乗車は、A4アヴァントの1・4 TFSIに設定されたアクティブグレード「Sport」。クローム調エクステリアや17インチアルミホイール、スポーツシートを装備。加えて、スポーツサスペンションを採用した、やや走りに振ったモデルだ。

試乗前の正直な気持ちは「このクラスのクルマが1・4Lでしっかり走るのか?」であった。しかし試乗を開始して間もなくのこと、高速道路に乗り入れた際の加速、その後の伸びやかな走りに驚嘆。勾配のあるワインディングロードでも力強い発進・走行、車速が低下した際の再加速など、小排気量エンジンとは思えないほどの高いパフォーマンスを見せてくれた。

乗り味は、スポーツモデルではあるがゴツゴツした感はなくマイルド。街乗りでもストレスは感じないだろう。同車は従来モデルと比べても、大幅な軽量化が行なわれている。JC08モード燃費16・6㎞/Lの実現とあわせ、走りにも多大な貢献をしていることがうかがえる。

もうひとつ、走行していて感心したのは先進の安全支援システムだ。試乗車にはオプションのセーフティパッケージが装着されており、とくにレーン内の走行をキープするレーンアシストなどのアクティブセーフティは走行中にもしっかり作動していることが意識できる。

また、メーターパネルにさまざまな情報を表示させる「アウディバーチャルコックピット」も非常に便利。カーナビの地図画面を表示させれば、視線移動を少なくさせ、安全な走行にもつながる。このテクノロジーとクルマ本来の魅力である走り、そして優越感を与えてくれる室内の質感など、そのすべてで大きな満足が得られた一台であった。

おすすめ記事

Tagged