BMWのPHEVモデルを牽引する2モデルをチェック! 225xeアクティブツアラー/330e 試乗記

試乗レポート

2014年に「i8」が登場してから、プライグインハイブリッド(PHEV)モデルのラインアップを進めているBMW。昨年9月に「X5」にPHEVが設定されたのに続き、今年1月にBMW初のFFベースで話題を集めた2シリーズアクティブツアラー、量販モデルの3シリーズにも追加設定され、さらなるラインアップの充実化が図られた。その話題のPHEVモデル2シリーズと3シリーズに試乗する機会を得た。

まずは、コンパクトながら広い室内空間がファミリーユースにも人気を集めている225xeアクティブツアラー。同車のPHEVシステムは、フロントタイヤをエンジンで駆動、リヤタイヤはモーターで駆動するという方式を採用している。搭載されるエンジンは1・5?直列3気筒ターボで、システム出力は最高出力224PS、最大トルク385Nmを発揮する。

 

運転席に座ってみると前方視界が良好で見切りも良く、1800㎜ある横幅を感じさせないほど取り回しも良いのが印象的。駆動力が前後のタイヤに配分されているので、力強さの中に安定感を実感でき、コーナーでもしっかりと路面を捉える。アクセルに対する反応や回生ブレーキのフィールなども自然なもので、電気モーターで走っていると感じることは少ない。

アクセルを深く踏み込めば鋭い加速を見せ、マックスeモードを選ぶと時速125㎞までモーターのみでの走るEV独特のドライブフィールも味わえるなど、走行シーンを選ばない適応力の高さを感じることのできるモデルに仕上がっていた。

一方、330eは3シリーズセダンをベースにFRのままPHEV化したモデル。システムは、2・0?直列4気筒のターボエンジンにモーターを組み合わせたもの(システム最高出力252PS/最大トルク420Nm)を搭載する。モーターは8速ATの内部に組み込み、駆動用のバッテリーはトランクルーム下に配置することで、前後50対50の重量バランスを実現している。

走りの特徴は、エンジン走行に切り替わったときも、ハイブリッド走行に切り替わったときも、違和感なくシームレスに走行を続けること。立ち上がりの強烈なトルクはあまりないが、エンジンが動き出すとモーターの存在感が少なくなり、普通のガソリン車的な乗り味になるので、ガソリンエンジン車とほぼ同じ感覚でドライビングを楽しむことができるのも330eの大きな特徴と言えるだろう。

さらに、駆動用バッテリーを搭載しているのでベース車両に比べ車重が約200㎏重いが、BMW特有の正確でスポーティなハンドリングは全く失われていない。むしろ、重心が下がったことでコーナリングなどの旋回性能は高まっているのでは感じるほどだ。330eの出来もさることながら、ベース車両の3シリーズの完成度の高さを改めて実感した。

 

室内空間もPHEVということ制限されることはない。ホールド性と快適性が両立されたシートや後席スペースがあるため、長距離ドライブでも心配ない。また、トランク容量も大人4人が旅行するには十分な370?を確保し、4/2/4で分割できる可倒式リヤシートバックを使ってトランクスルーとして拡大することも可能。実用性が高いのも好印象だ。